招き猫に招かれて
Posted on 2012年11月3日
Filed Under: 魂の記憶〜Amaltia Blog 雑談枠
朝から、線香の煙と龍のイメージが鮮明に入って来て、ひさびさに「これは行くべき」と思いました。
・・・と言っても、どこへ行くべきかはわからず。
龍のイメージから江の島に行こうかとも思いましたが(猫も沢山いるし)、でも実はちょっと体調がイマイチで、あまり離れた場所に行くのは気が進まず断念。
薬師如来とか新井薬師という文字も浮かびつつ、そちらに行く決定打にも欠け。
ふと、世田谷線の山下駅近くにある猫の最中を買った和菓子屋さんを思い出し、それで招き猫発祥の豪徳寺に行くことに決めました。
午後2時を過ぎてからの出発です。
小田急線で豪徳寺駅に行って歩いても良かったのですが、それはやめて京王線で下高井戸駅まで行き、そこから世田谷線に乗り換えて宮の坂駅まで。 豪徳寺への最寄りの駅は、この宮の坂駅なのです。
この世田谷線がまた、なんとも言えず可愛い電車でワクワクです。
宮の坂駅で降りて、まずは駅近くの八幡宮にお参りをしました。ここで龍に会い、お清め。
この八幡宮は、なんとも立ち去り難い心地の良い優しい空気感の場所です。お参りに来た方がいて、それが私がここを立ち去るタイミングと知り、そこから歩いて数分の豪徳寺へ移動。静かな住宅街を進みます。
そして数分で豪徳寺に到着。
豪徳寺には、朝イメージに浮かんでいたような大きな線香炉がありました。
私より先に入って行った年配の女性が二人、沢山あげてあるお線香を見て「(私たちも)お線香をあげたいけどどこに売っているかしら?」と話しています。
このような場所ではよく100円程で売っているますが、ここではこの香呂の両脇に無料で置いてある様で、左側にお線香、右側にライターなどがありました。
そのお2人に「ここにあるようですよ」と声をかけ、その2人に続いて私もお線香をあげ、そして煙を頂きました。
この感覚と煙と香りが、正に朝やって来たイメージそのもの。
ここで良かったのだと安堵して、もう少し奥の三重の塔や、招き猫の奉納場所へ行ってみました。
招き猫の奉納場所には、沢山の役目を終えた招き猫達が奉納されています。
こちらでは写真を撮っていないので、wikipedia から引用しておきます。
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招き猫伝説
招き猫発祥の地とする説がある。井伊直孝が猫により門内に招き入れられ、雷雨を避け、和尚の法談を聞くことができたことを大いに喜び、後に井伊家御菩提所としたという[1]。
豪徳寺では「招福猫児(まねぎねこ)」と称し、招猫観音(招福観世音菩薩、招福猫児はその眷属)を祀る「招猫殿」を置く。招猫殿の横には、願が成就したお礼として、数多くの招福猫児が奉納されている。ちなみに、招福猫児は右手を上げており、小判などを持たない素朴な白い招き猫である。
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この、上の画像の様に奉納してある招き猫達。何とも言えず可愛いと言うか、愛しいというか。
ちいさな子供が「ひとつだけでいいから持って帰りたい」と泣きながらだだをこねて、母親に叱られていました。
良いエネルギーのものだと何となくわかるのかもしれません。
さて、ちょうどこの時、「いまからNHKの梅ちゃん先生の人が来るんだよ」と、ボランティアで案内をしている方やそこに来ていた方々が盛り上がっている声が聞こえて来ました。
残念ながら私はその番組を観ていないので、良くわからなかったのですが、どうやら小出恵介さんという役者さんが何かのお仕事で来ていたようです。
せっかくだから招き猫を買って帰ろうと、販売している所に行ってみると、そこに小出さん達がいたのですが、あまり見ても失礼かと素知らぬ振りをしていました。
豪徳寺の招き猫は本当に良い顔をしていて、とてもいいエネルギーを持っています。1つだけ買うつもりが、つい3つ買ってしまいました(300円と500円と800円の)。それと絵馬も買いました。
その場で絵馬を書こうとしていると、先程の小出恵介さんのスナップ撮影が始まりました。
狭い場所で2mも離れない所にいるので、自然に何気ない会話が耳に入って来ましたが爽やかな感じの良い青年でした。
ファンの人からしたら、こんな近くに普通にいるというのは大変な事なんだろうなあと思いながら、邪魔にならない様に脇に避け、絵馬も書き終わったのでその場を離れました。
三重塔の方に戻り、絵馬掛けに絵馬を掛けて、少しだけ散策をして豪徳寺を後にしました。
再び世田谷線で下高井戸に戻り、お腹が空いたので以前行った事がある蕎麦屋を探しましたがみつからず。
夫にメールで聞いたら「あれは経堂でしょ」と言われました。
下高井戸にあるわけがない…。
あったらびっくりです。
探しても仕方ないと判明したので、そのまま商店街で目に止まったお店でたい焼きを買いました。
この時点で夕方四時過ぎ。
このあたりから急にもの寂しい感覚になり、この散歩が終わったことを感じました。
もうこの場所にいなくても良いというわけです。
そして帰宅し、買って来た招き猫を玄関に置きました。
やっぱり何か違う存在感のある招き猫です。