散歩
Posted on 2014年2月6日
Filed Under: 魂の記憶〜Amaltia Blog 雑談枠
先日、郵便局に行ったついでに、ちょっと遠回りをして刀剣博物館に行ってきました ( http://www.touken.or.jp/museum/index.html )
ここは平安・鎌倉・南北朝期の古名作を中心に、様々な年代・流派の作品を収蔵し展示しています
この時は「祈りのかたち 刀身彫刻と刀装具」という展示をしてあり、刀に込められた祈りがテーマになっていました(5月までこの展示のようです)
中には刃こぼれをしているものもあり、色々と想像をかき立てます
それぞれにどうやったら作れるのかと思ってしまう程に美しく、持ち主の魂もでしょうが、それよりもやはり作った人の存在を強く感じます
古い物は怖いという方もいらっしゃるのですが、そして確かにそのような物もあるのですが、見て来た刀達はそれそのものが凛としたプライドをもっているかのような、ぶれない芯をそなえているようで、これもまた作って魂を入れた人の有り様がそこに残っているのかとも思いました
秋刀魚とは良く言ったもんだと思いますが、本当にサンマに似ているな等とも思いながら鑑賞
展示室内では会話は禁止なのですが、展示室の係員のおじさんが説明したそうにしています
係員の説明ならいいのかもしれませんね
係員さんは無言で笑顔のアプローチをしていましたが、三度目に目が合った時に「美しいでしょう!」と声をかけてきました
様子と地方の訛りがある話し方が、亡き父を思い出させる感もあり
ちょうど気になっていた事を質問しながらしばらく説明を聞いて一段落、また「どうぞゆっくり見てって下さいね」とイスに戻って行ったので、再び黙って鑑賞をしました
その会話のお陰で、ちょっと刀の鑑賞会(実際に触れて鑑賞する)に興味も湧きました
機会があったら行ってみようかと思います
帰りはまた遠回りをしながら歩き、初めて知る盆栽のあるカフェを見つけ、いつか入ってみようと思いながら通り過ぎ
お腹がグーグー鳴り始めたので、この辺りに住んで8年になりながらも入った事のなかった薬膳粥のお店に入ってみました
野菜粥、実に美味しかったです
そして、いつも猫草を買うスーパー脇の花屋で花を買いました
通りかかった小学生が覗き込んで来て、「お誕生日なの?」と聞かれ、「お誕生日じゃないけど、おうちに飾るのにお花買うんだよ」と答え
滅多に子供と触れる事がない私としては何とも嬉しい出会いです
私はフリージアの香りが好きで、この季節はいつもフリージアを買うのを楽しみにしていますが、匂いを嗅いでみたらフリージアの香りではなく
あれ?と思って良く見ると、お花屋のおばさんがいつの間にかサービスでユーカリを入れてくれていてその香りでした
なんともさわやかなユーカリの香り
2時間程の散歩ですが、久しぶりにとても気持ちのよい時間でした
ありがとうございます 感謝