地球への祈り
Posted on 2012年11月7日
Filed Under: 魂の記憶〜Amaltia Blog 雑談枠
もう20年になるでしょうか。
奈良県の天川村で、夜の静けさの中を風に乗って聞こえて来た笛の音。
誘われるままに星明かりだけの外に出て、音を追ってみると、天河神社の神前で演奏をしている人がいました。
そして、同じ様に惹かれて集まっていた数名の人達が、静かにそっとその笛の音に漂い、言葉にしがたい神聖とも言える振動を受け取っていました。
その後、自分でも奏でてみたいと篠笛を習ってみましたが、諸事情で断念。
音楽はもっぱら聞く方に回って楽しんで来ました。
フェイスブックを始めて、お友達との御縁がまたより繋がった日常になり、そんな中で再び「音」のある生活に戻って来ています。
Emmeさんからの繋がりで、数年前に演奏を聴いた雲龍さんのページを知り、「息吹き」という言葉に深く感じるものがあり。そして、またそこからの御縁で、昨日11/6の夜、下北沢のEagle Hiroさんのお店で開かれた、祈りの演奏会「~地球への祈り~」に参加して来ました。
事前に電話で予約をして、こちらの場所は前から知っていましたが、何しろ石が沢山ある店内、どういう形で行われるのか?と思いながら現地に向いました。
行ってみると小さな椅子が店内いっぱいに並べられていました。なるほど、こういう形。
入り口のあたりまでいっぱいに並べられた椅子。
前の人や後ろの人とぶつからないように、出来るだけそっと小さくなって着席。
やがて会場の明りが落とされて、お店の奥に作られたステージに今日の演奏家の三人が現れて祈りの演奏会の始まりです。
Eagle Hiroさんのご挨拶から、祈りの言葉へと続きます。目を閉じているとネイティブ・アメリカンの祈りの言葉と共に解放が始まりました。つい目を開けてしまいました。
そして、創世記の語りと音。 不思議な空間でした。
静かで、時に激しく、でも静か。
熱い生命の誕生する激しいうねりと、でも静かなる深淵。
単純に演奏会と言ってしまっていいものか。
現実の中でありながら、どこか違う次元とつながる神事となっていたのではないかと思います。
なんとも終了にしがたい空気を引っぱりながら、会場が明るくなり、そして先日スウェットロッジをした際に持ち寄られた食材で作られたと言うスープが、お店から参加者の皆さんにふるまわれました。
こんな時にスープというのはとても良いです。
体がまだ微細に振動している状態ですから、温かいスープがとても優しくアフターケアをしながら現実に戻してくれます。
これは、主催の方々も意図せず無意識にこの流れにしたのかもしれませんが、参加者にとっては必要な癒しがこれで完了となる、実にいい流れでした。
とても、貴く大切な体験をさせて頂きました。
Eagle Hiroさん、雲龍さん、KNOBさん、スタッフの方々、そして同じ空間をご一緒させて頂いた参加者の皆さん、ありがとうございました。
http://www.eaglehiro.com/
画像はスープです。