存在
Posted on 2010年2月2日
Filed Under: 魂の記憶〜Amaltia Blog 雑談枠
狼の血を引く、いわゆる「オオカミ犬」の太郎という大きな犬がいました
何とも言えない存在感のある犬でした
心の大きさを感じさせる存在感です
強い犬は滅多に吠えないと言う事ですが、この太郎も普段はとても静かで、小さな犬の後を世話をするようにソッとついて歩くので、そのおちび犬がまるで自分の方が強くてが偉いかのように振舞っているのが可愛くもあり滑稽でもあり
その飼い主のご家族がお引っ越しをしてすぐに、太郎達を連れて散歩に出た時に、沢山の犬達が新参者である太郎やそのおちび犬を取り囲んだ事があるそうです
飼い主さんもマズイと思ったそうですが、おちびが怯えて騒ぐ中、それまでそのおちびの後を付いて歩いていた太郎がスッと前に出て、たった一声低く吠えたのだそうです
すると、周囲を取り囲んでいた犬達がびくっとしてさっと道を開けたと聞きました
太郎はそれ以上は騒ぐ事も他の犬達をいじめる事も無く、おちび犬や飼い主を保護するように静かに、威厳を持って歩き出したのだそうです
飼い主のおじいさんは、とても誇らしく「こいつはすごい奴だ」と感じたようです
私達も、実際に脇に太郎がいる時にその話を聞き、様子が目に浮かぶ様で、なんとも誇らしい気持ちになりました
ただ落ち着いてそこに居るだけで圧倒的な存在感を感じさせ、それでいて穏やかで安心させてくれる本当に特別に感じる犬でした
その太郎が、老齢のためここのところ体調が優れないと聞いていました
また何とか会えるようにと思っていましたが、今日の15時近くに「光になりました」とご連絡を頂いたのです
最後まで頑張って生きた太郎が、痛みや苦しみから解放されて安らかに眠り、そして天使達と共に美しい花園を思い切りかけ回る事が出来るよう願い祈ります
そして、看病を続け愛し続けたご家族の皆さんの心にも、太郎の光と共に癒しが降り注ぎますように
出会う事が出来た事を感謝しながら・・・
太郎ママ said,
太郎のことを思ってくれて、どうもありがとうございました。親ばかかもしれませんが、本当に自慢の犬で、家族全員、猫たちからも慕われ愛されていた子でした。太郎と出会えたこと、家族として太郎の一生を一緒に過ごせたこと、心から感謝し、再会できる日を楽しみにしています。